日本信頼性学会の故障物性研究会
電子機器や部品の開発や信頼性に関わるお仕事の方にお勧めの学会があります。それは、齋藤の所属する日本信頼性学会です。特にその下部組織である故障物性研究会は、お勧めです。原則、偶数月の月末の金曜日の午後に開催されるこの会は、対面とWEBのハイブリッド開催ですので、遠方の方でも参加しやすくなっています。
何より、様々な分野の方々から生の故障情報が提供されることが多く、1回参加するだけで1万円クラスのセミナー以上の内容があるように感じています。会社からだと賛助会員で5万円/年ですが、個人なら1万円/年なです。会社からがだめでも自己投資する価値はあるだと思っています。この4月の発表タイトルを紹介します。
「NITE事故情報データベースを活用した安全設計(ヒータ-編)」
「MLCCの絶縁劣化メカニズムと故障解析技術」
「ウィスカ-の観察事例(SEM観察のコツ)」 (会場では実物のウィスカ-が観察できます)
「POWER MOS FET故障状態の観察結果からの故障要因の推測についての相談」