人・モノ・金・情報
事業を進めるには、以前は「人・物・金」でしたが、今の時代は「人・モノ・金・情報」です。ChatGPTのお陰で、情報は飛躍的に集めやすくなりました。特許などは、以前は人が必死になって読んで集めていましたが、現代はChatGPTに丸ごとぶち込んでおけば、的確な情報を簡単に引き出すことができるようになりました。
一方、故障情報に関してはどうでしょうか? 多くの情報が社外秘として秘匿されており、詳細情報を社外から集めることが困難です。自社の製品群の故障情報は、自社でしか入手できません。世の中がホワイト社会化し、ネガティブ情報にセンシティブになっている中で、大きな故障問題を起こすと、非常につらい状況に陥りかねません。今は特性より品質の時代です。経営者の方々は、そこを意識して、資源配分をする必要があります。人もモノも金も外から持ってくることが可能ですが、自社製品の情報は自社で何とかするしかないことを肝に銘じて頂きたいと思います。